たばやま狩猟学校プロジェクト始動! in 猪鹿庁

タバジビエ

狩猟の村、丹波山村では丹波山の文化でもある狩猟を学ぶことが出来る「狩猟学校」を開催すべく活動を開始いたしました!
今回は狩猟業界でひときわ脚光を浴びる、狩猟業界の若きパイオニア集団「猪鹿庁」さんのプロジェクトに協力いただきました。

猪鹿庁さんのご紹介をすこしだけ、、、
猪鹿庁は岐阜は郡上市に本拠地を構え、全国各地の自治体や企業と共同で狩猟をテーマに様々なイベントや、商品を開発し日本の狩猟シーンを牽引している皆さんです。イベントコンテンツの多さはおそらく日本一なんじゃないでしょうか。
狩猟業界でしならない人は、ほぼいないといっても過言ではなくらい有名な皆さんです。

猪鹿庁合同会社・代表の安田さんです。 狩猟についての知識量がこれまたすごい!!

岐阜県郡上市 里山保全組織 猪鹿庁
ホームページ・・・ http://inoshika.jp/
twitter・・・ https://twitter.com/inoshikatyo
instagram・・・ https://www.instagram.com/inoshika_chou/?hl=ja
facebook・・・ https://www.facebook.com/inoshikatyo/
Youtube・・・https://www.youtube.com/channel/UC3hAHfjz_Y7UMpKLQtLzBEA
猪鹿庁さんでもイベントはやっていますのでもしご興味ある方はこちらをどうぞ!

さてさて、狩猟学校in猪鹿庁いよいよスタートです。
今回はコロナ禍ということもあり、withコロナを意識したイベントの実施となりました。密を防ぐため、基本的には屋外でのイベントとして開催し、受付も外、実習も外、食事も外での実施です。

一人ひとり屋外受け付けて検温を実施し感染防止を図ります
検温の後は、消毒、体調チェック、万が一の場合の連絡先等を記入いただきます
運営スタッフも全員も含め、全員でコロナ禍におけるイベント運用の注意点を確認して
いよいよ講習スタートです!

最初はまず山の散策です。
山の中で獣はどのような動きをしているのか、獣の足跡とはどんなものか、狩猟で山を歩く際にはどういったことに注意すればいいのか等、丁寧にご説明いただきました。

山に入る前に確認事項を説明する安田さん、どんな質問にもちゃんと答えてくれました
山に入る前に、鹿や猪の足跡を確認します。これがわかった上え山に入るのとそうでないのでは、山歩きの楽しさが全ったく違います

山の中に入ると、獣の足跡やフンが至る所に落ちていました。普段は何となく歩いている山道も、こうやって意識しながら歩くことで見え方がまったく違ってきます。

山の中での歩き方や注目するポイントをレクチャーします
山の中は、獣の足跡やフンでいっぱいでした

山の中で、獣道の見つけ方や、獣の行動を足跡で予測すること覚えたあとは、その獣を罠でどうやってとるのか学びます。実際に参加者もどうやって罠を掛けるのか実践系式でレクチャーをうけます。

様々な種類の罠。注意点や特性などを説明していただきます
まずは参加者にて、練習として罠を設置してみます。いかに自然にそして掛かりやすい場所に罠を掛けるかがポイントです
実際に罠を人形に踏ませてみると足と罠の間に針葉樹の葉が挟まってしまいました。罠を隠そうとすると葉っぱ挟まって足が抜けやすくなり、隠さなければ獣に見つかってしまいます。
罠は難しいですね

一通り山の歩き方や、罠の掛け方を覚えた後は、各自昼食をとって座学研修です。ここでは主に銃猟についての解説です。狩猟免許は取ったけど、「どんな鉄砲を買ったらいいの?」「鉄砲ってどんな種類があってどうやって使えばいいの?」などなど、狩猟免許取得後の初心者にはうれしい情報満載の座学です。

初心者にとってはうれしい情報が盛りだくさん、会場で「へー」「へー」という声があがります
狩猟免許の取り方や試験などのお話はここではせず、 免許を取ったはいいけどどうしたらいいのかという事に焦点を当てて講義をして頂きます

座学の後は実際におもちゃのエアソフトガンを使って鉄砲の使い方や、照準の合わせ方を学びます。これが本当に楽しい!小さいころやった的あてゲームを思い出します。知らないうちに参加者同士で、標的射撃大会が始まります(笑)。

標的を狙う安田さん、銃に対しての注意事項は勿論、 スコープ調整や狙い方等、実際に獲物を捕ることを意識しながらレクチャーが進みます

銃猟講座の最後は、実際に山の中に入っておもちゃのエアソフトガンで標的を狙います。構え方もわからなかった初心者の方が、40メートルも先の小さな標的を射抜いたときは本当に驚きました。

山の中での 実射の様子です。 銃猟講座では、おもちゃのエアソフトガンといえども安全管理を学ぶためにも実銃同等に扱います

プログラムの最後は解体講座です。
今回は実際に鹿の解体を行いました。獲った獲物をちゃんと捌けて一人前の猟師といえます。参加者のナイフを持つ手にも力が入り目つきは真剣そのもの。ちょっと怖いくらいでした。。。

解体中ではゴム手袋を着用し接触感染防止をはかります。もちろんマスクも着用◎
準備してあった個体を実際に解体します
解体方法を教えてもらいながら、参加者が実際に捌いていきます
皮を剥ぎ、それぞれの部位に分けた後は肉を骨から外してなじみのあるお肉の形にしていきます
皮剝ぎから精肉まで丁寧にレクチャーしてくださいました

山の歩き方、罠の掛け方、銃の使い方、獲物捌き方、一通りの基礎講習は完了です!もっと深く学びたい方は、それぞれ専門のプログラムに沿って知識を深めていくことになります。すべての講習が終わった後は、お楽しみのジビエ料理を囲んで夕食です!

特製鹿ロースト!これ本当に柔らかくて美味しいんです!
ごま油やワサビそして山で獲れたアサツキがこれまた鹿との相性抜群でした!
グループごとにテーブルを分けて屋外での夕食です。
早くコロナが収束してみんなでテーブルを囲みたいものです
お酒を飲んでそのまま寝たい方のためのテントを用意されていました。
広々とした空間で焚火も楽しめます

この後も地元のジビエを楽しみながら、昼間の講座の話で大いに盛り上がりました!今回は猪鹿庁さんの本拠地、岐阜でのテスト開催の様子をレポートいたしました。来期は丹波山村でこの研修が実施できるかも!?
狩猟に興味をお持ちの皆さん要チェックです!

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